不登校っ子の家庭でペットを飼うメリットと注意点




不登校っ子の家庭はペットを飼うべき?

不登校のお子様に、ペットを飼うことが癒しになるのでは?

引きこもりがちな不登校の子供にいい影響があるのではないか?

と考えているご家庭もあるのではないでしょうか。

ペットを飼うことで、子供にどのような良い変化があるか、

メリットから注意点まで、我が家の体験からお話ししたいと思います。

ペットを飼いだした経緯

我が家の長女が不登校になってから半年。

不登校4か月目からインコを飼いだしました。

以前からペットを飼いたいといっていた子供たちですが、

賃貸マンション(ハムスターや小鳥はOK)なのと、お世話は結局親の私がするはめになりそうで、ペットを飼うつもりはありませんでした。

ところが長女が不登校となり、私は仕事なので家で長女が一人ぼっちという状況が数カ月。

スマホやタブレットに一日中没頭する毎日。

親としては、なるべく顔を見せてほしいのですが、ほとんど部屋から出てきません。

もちろん会話も減り、不登校の毎日に疲弊する私。

これではいかん、何とかせねばと思い、一念発起して飼いだしたのがセキセイインコです。

セキセイインコは2歳児の知能を持つといわれ、人に良くなつきます。

やはり飼うからには懐いてくれる動物でないと、長女の癒しにならないかなと思って、選択肢はインコのみ。

セキセイインコを飼うからには、ケージの掃除や遊びの相手などお世話をちゃんとするというお約束のもと、晴れてお迎えすることにしました。

ペットを飼うときの注意点

アレルギーがあると飼えない

うちの長女は犬、猫のアレルギーがあります。残念ですが、家族の誰かがアレルギーがあると飼うのは断念せざるを得ませんね。

小鳥ならアレルギーも少ないかな?と思い切って飼ってしまいましたが、

まだアレルギーは出ていません。

鳥のアレルギーというのもあるので、アレルギー持ちの家族がいる場合はよく考えてからにしましょう。

トイレ、ケージの掃除、部屋の掃除

これはペットを飼う上で切り離せないお世話の一つです。

最近のペットはほぼ室内飼いなので、犬猫のトイレの掃除や小鳥やハムスターならケージの掃除が必要不可欠です。

手が汚れたり、匂いもあります。

また、犬や猫の場合、毛が抜けて床に落ちるので部屋の掃除をこまめに行う必要があります。

旅行に行きにくい

ペットホテルや信頼のおけるお友達・親戚にお願いすることも出来ますが、やはりペットをおいて宿泊のお出かけは難しくなります。そこもちゃんと家族で話し合いましょう。

いずれは病気やペットの死と向き合う

必ずペットとのお別れのときはやってきます。悲しいお別れも人生経験の一つと考えます。私も犬、猫のお別れを経験しましたが、それ以上に素晴らしい思い出が沢山あります。

最後までお世話をすることをお子様ともお話ししておきましょう。

不登校の子供の体調による

長女は不登校の最初の2か月くらいは体調が悪く、寝たり起きたりの状態で、頭痛も頻繁に起き、とてもペットのお世話どころではありませんでした。

体の症状が落ち着いている状態でないとペットのお世話はできないので、体調が良くなってから飼うことを考えましょう。

また、ペットを飼うことで不登校が解消されるとは限りません。

ペットを飼うメリット


子供に責任感ができる

私もケージの掃除はやりますが、ほぼ長女がやってくれるようになりました。

今まで頼んでもお手伝いなど、さっぱりやらなかった子ですが、自分でお世話するから飼いたいと言い出したのは長女。

お世話すればするほど、動物はちゃんと応えてくれます。

いまでは、インコは長女に一番慣れていて、長女だけに手乗りしたり首の後ろをカキカキさせたりするようになり、長女は得意満面!

責任を負うことで自身にもつながるのだと思います。

家族団らんが増える

不登校になってから、自室に引きこもりがちだった長女ですが、インコを居間においたら、かなり自室から出てくるようになりました。

相変わらずスマホでゲームをしておりますが、インコと遊ぶ時間が増え、そのぶんスマホなどで遊ぶ時間が軽減しています。

特に不登校になってからは自室にこもっているので姉妹の接点が少なくなり長女の存在感がなくなっていました。

ところが、インコを飼いだしてから姉妹の会話が増えました!

インコの話題で私と長女の会話も増え、家族全体のコミュニケーションが増えました。

家族でインコを囲んで遊んだり笑ったりと、今までにない一体感が出来ました。

笑い声も増えてとってもいい雰囲気!

小さなインコがみんなの笑顔を呼んでくれたように思います。

とにかく可愛い存在に癒される

小さい体ながら知能の高いセキセイインコは段々と家族に慣れ、

長女に頭カキカキまでさせるようになりました。

遊びの幅もひろがり、ケージから出るとボールを転がしたりおもちゃをつついて遊んだり。

しぐさが可愛いので見ているだけでも癒されています。

可愛いペットと一緒にいると、子供の情緒も安定したような気がします。

1人じゃない安心感

私は日中、仕事で不在なのですが、ペットが来てから家にひとりぼっちじゃないので安心感が出来ました。

たとえ小鳥でも家族になりましたから、一人と一羽で仲良くお留守番していてくれると思えるので安心です。

長女が家で一人でいると思うと、仕事も手につきませんでしたので…

規則正しい生活ができる

犬ならお散歩をすることで気分転換と身体を動かす習慣が出来ますね。

また、お世話の時間をだいたい決めることで、規則正しい生活を送ることが期待できます。

うちは午前中にケージのお掃除、とだいたい決めていますが、ケロッと忘れて放置状態のことも…

そんなことも大目に見て、私と長女で協力してお掃除をしています。

一緒にお世話をすることも家族間のいい潤滑油となっていると思います。

まとめ:ペットは家族の潤滑油に

様々な注意点をよく考えたうえ、また、お子さんの希望や体調をよく考慮したうえでペットをお迎えするか決めましょう。

ペットを飼ったからといって不登校が改善されるとは限りません。

不登校っ子がペットと触れ合うことで、自室から出てくるきっかけとなります。

そうなれば、親は本当に嬉しいですよね。

ペットを始めて飼うご家庭では最初は不安もあると思いますが、動物好きなら大丈夫!

きっと家族に笑顔を運んできてくれると思います。

不登校っ子がいると、家族全体がギスギスした雰囲気になりがちです、

ペットが、不登校っ子を含む家族全員の良い潤滑油となることでしょう。

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